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RESEARCH PRODUCT

Physiological Effects of Thiobencarb Stress in the Eel (<i>Anguilla anguilla</i>)

Encarna SanchoDolores FerrandoC. Fernández-vegaEnrique J. Andreu

subject

Health Toxicology and MutagenesisInsect ScienceBiological effectNon target organism

description

ヨーロッパウナギ Anguilla anguilla の代謝系へのチオベンカルブの影響と, 中毒からの回復とを評価した. 暴露期間ならびにそれに続く非汚染水中での8日間のウナギの血漿, 筋肉, 肝臓についてグリコーゲン, 脂質およびタンパクを測定した. 暴露により血糖値の上昇が認められたが, 肝臓と筋肉におけるグリコーゲンレベルは著しく低下した. 血中の脂質は増加したが, 肝臓での脂質は顕著に減少した. タンパク質の易動化は, とくに筋肉組織で認められた. ほとんどの代謝障害は, 非汚染水へ移した8日後まで継続した. 以上のチオベンカルブの代謝系への影響はある種のストレス症状であり, 魚類の農薬ストレスを代償しようとする生理的適応の具体例と考えられた.

https://doi.org/10.1584/jpestics.27.31